2025年12月23日(火)、宮崎大学、宮崎県医師会および宮崎県獣医師会は、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関し、医学及び獣医学の両分野における専門的知見を相互に活用し、診断、治療、予防、啓発活動、研究等の取組を総括的かつ効果的に推進することにより、県民及び動物の健康保持と安全確保を図ることを目的として、連携協力協定を締結しました。
協定書には(1) SFTSに関する疫学調査及び研究の共同実施 (2) SFTS対策に関する情報の共有と技術支援 (3) 医療・獣医療従事関係者向けのSFTSに関する研修会・講習会の開催 (4) 一般県民へのSFTSに関する啓発活動の共同実施 (5) SFTS感染動物の診療・隔離・搬送体制の整備 (6) 動物飼育者へのSFTS感染予防指導の実施 (7) その他、SFTS対策に必要と認められる事項 といった7つの項目が盛り込まれています。
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome:SFTS)は、宮崎県をはじめとして各地で感染者が出ている、マダニが媒介するSFTSウイルスによる人獣共通感染症で、発熱、消化器症状、白血球・血小板減少などを特徴とします。重症化すると多臓器不全や神経症状を引き起こすことがあり、ヒト、ネコいずれにおいても高い致死率を示します。近年は国内での報告例も増加しており、三重県の獣医師がSFTSに感染して死亡したことが報告されたり、北海道でも感染事例が出るなど注意喚起が強まっています。
締結式において、鮫島浩学長は、「SFTSは人獣共通感染症であり、宮崎県の頭脳を結集して取り組む価値のある病気です。今回の協定締結を元にデータを蓄積して、世界に貢献していきたいと考えております」と今後の抱負を語りました。
宮崎大学では、2007年に国内初となる異分野融合型の大学院博士後期課程である農学工学総合研究科を設置したほか、2010年にも医学と獣医学が融合した国内唯一の医学獣医学総合研究科を設置するなど、これまでも、分野の垣根を越えた融合型研究を推進しています。また、口蹄疫終息後の2011年には産業動物感染症制御に関する先端研究に取り組む産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)を設置しました。本連携を活かし、今後も自治体などと連携し、学術的な研究成果を社会に還元できるよう、取り組んでまいります。
▼SFTSってどんな病気? ~第94回宮崎大学イブニングセミナーを開催~
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/sfts-94.html
▼あぶらとりフィルムで簡単検査 ~皮脂RNAでネコのウイルス感染を見つける新技術~
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/edu-info/-rna.html
▼オンライン記者会見を実施(3/23):重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染源特定
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/edu-info/323sfts.html
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