
おいしさをあきらめない、健康づくりの工夫
地域には、健康づくりや食文化の継承など、「食」を通して解決すべきさまざまな課題があります。本学管理栄養学科の学生たちは、地域と協働しながら、こうした課題に向き合う実践的な学びに取り組んでいます。
昨年度、学生たちは宮崎市の「減塩マイナス3g推進事業」に参画し、減塩弁当を考案しました。減塩メニューは、薄味で満足感がないというマイナスイメージに結びつきやすいですが、香味野菜や出汁を活用することで、塩分を控えつつ満足度の高い味付けになります。学生たちは、調理・試食・評価の各過程で、適切な塩分量と美味しさを両立させる味付けについて、何度も議論を重ねました。さらに、減塩を身近に感じてもらえるよう「うまうま弁当」という愛称で店頭販売を行いました。
宮崎県産カツオの魅力を食卓へ
こうした健康づくりに加え、同学科では、地元特産品の消費拡大を目指す活動にも取り組んでいます。宮崎県は、近海カツオ一本釣り漁の漁獲量で31年連続日本一を誇る全国有数の産地です。おいしい県産カツオを多くの方に食べてもらうため、2021年度から5カ年にわたって、学生アイデア満載のレシピ開発に取り組んできました。開発レシピ数はこれまで80種類以上。毎年、ホテルやスーパーマーケットなどの関係者に向けた試食会を開催し、中にはレストランのメニューやお惣菜として採用されたレシピもたくさんあります。
学生たちにとって、在学中にこうした地域課題の解決や地元食材の魅力発信に携わり、さらに自分たちのアイデアが実際の商品として消費者に届けられる経験は、将来、管理栄養士として地域にどのように貢献するのかについて考えを深める貴重な機会です。こうした経験を積み重ねながら、学生たちは地域の健康や食文化を支える管理栄養士へと成長していきます。
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